二之宮神輿
昭和9年製作。
現分担は八幡町。
元は六所神領として八幡宿・京所分担であったため、三之宮神輿とは兄弟の関係になる。
八幡町は元は八幡宿村と呼ばれていた。
明治12年6月に、合併願いを出し、府中駅に含まれた。
ただし府中宿には入っておらず、八幡宿という名前でも宿場ではなく農業を中心とした村落だったという。
これは、八幡宿は大国魂神社の社領とされていたからであろう。
ちなみに、大国魂神社の社領は五百石。社領としては破格のもので、普通は十数から数十石程度。
例えば、小説やドラマで有名な「鬼平犯科帳」の主人公、長谷川平蔵は四百石の旗本。
それよりも、百石多いということになる。
なお、米一石は142kg。五百石とは71tの米。
八幡町には、武蔵国府八幡神社が鎮座しており、ここに鎮座される八幡様と、大国主命との民話が残されている。
以下に簡単に記述する。
大国主命が初めて府中にやってきたとき、宿に困った。
その時に八幡様と出会って、八幡様が宿を探してくることとなった。
しかし、八幡様は自分だけ宿を見つけて泊まり、大国主命を迎えに来なかった。
大国主命は待ちぼうけ。
そしてこう言ったという。
「まつはういものつらいもの」つまり「まつは大嫌いだ、まつのはいやだ」と。
この話に出てくる「待つ」と「松」はよみが同じであるため、一般的に松竹梅として、めでたいものとされる松は府中では使用されまない。
正月飾りも竹を使用して祝い、また、大国魂神社の境内には松の木が一本もなく、また植樹してもすぐに枯れてしまうといわれている。
これは、大国魂神社の七不思議に数えられている話でもある。
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